まず、子育てには、子供が発信しているよさ(リソース=資源)に親が気づくことが必要です。ステレオタイプの固定観念を持ったままでは、子供が発信している本来のよさに気づくことができませんし、またその資源を親が発見して承認してあげなければ、子供は自分のよさに気がつくことも自信を持つこともできません。KIDSでは、子供に内在するリソース(資源)を発展させ、自分たちの持っている力を最大限に発揮するために、保護者の観察力を高めるコーチングをしています。
次に、子供が発信している「よさ」を発見するだけでなく、声に出して相手に伝えることが必要です。KIDSではコンプリメントの仕方もコーチングしています。コミュニケーションのとり方はご家庭それぞれですから、試行錯誤の期間が必要ですが、リソースをコンプリメントすることは、子供の自信を育て、自分を受け入れることにつながります。学習・発達障害を抱える子供にとっても、学校生活で失いやすい自信を育てることができます。この自信があってこそ、周囲との差や違いが、自分にとっても、家族にとっても、学校にとっても、社会にとっても意味を持つことになるのです。